耳性帯状疱疹について
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルスが、神経節内で再活性化することで、神経に沿って発疹(ブツブツ)・水疱(小さな水ぶくれ)が現れる疾患です。ストレスや疲れによる免疫力低下が活性化の要因になっています。
この帯状疱疹が、耳を中心にして発症した場合を「耳性帯状疱疹」と呼んでいます。
耳性帯状疱疹が原因で顔面神経麻痺(顔が動かせなくなる)、難聴、耳鳴、めまいなどの脳神経症状を生じた場合をラムゼイハント症候群といい、発症早期に抗ウイルス薬、ステロイドの投薬が必要になることが多いため、上記の症状がある患者さんはなるべく早く専門医療機関(耳鼻咽喉科)を受診してください。
耳性帯状疱疹の原因
耳性帯状疱疹は、顔の神経(顔面神経膝神経節、前庭神経節、頸髄神経節など)に潜伏している水ぼうそうウイルスが活性化することによって起こります。活性化する理由については、身体の疲れやストレスなど、免疫力の低下がきっかけと考えられています。
耳性帯状疱疹の治療
治療には、ウイルスの活動や炎症を抑えるお薬と、痛みに対するお薬をお出しします。帯状疱疹は症状が長引くと、後遺症として痛みが残ってしまう場合がありますので、お早めにご相談ください。
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